財布の素材 Part.2

今回本題は「財布の素材 Part.2」としまして、先日ご紹介した主な素材の中から「天然皮革」に絞込み、主要なものを更に掘り下げてご紹介したいと思います。

≪牛革≫
※雄牛(bull)、雌牛(cow)、去勢雄牛(ox)、未産牝牛(heifer)、仔牛(calf)
※一般に成牛革のように厚く重い革をハイド(hide)、仔牛革のように薄くて小さい軽い革をスキン(skin)と呼びます
■ハラコ「Unborn Calf」
「腹子」とも書き、文字通り産まれる前の胎児、又は産まれて直後の仔牛や仔羊の毛革です。毛革を取るために母親の胎内から取り出すわけではなく、食肉用だったり、死産だったりした仔の皮を使用しているようですが、現在では必ずしもそうではなくポニーの毛革(胎児ではない)だったり他の革を代用していることが多いようです。その際は「ハラコ調」と明記されていると思います。柄はホルスタイン柄だけではなくゼブラ柄やヒョウ柄のようなアニマル柄がお馴染みですね。胎児・乳児の肌ですから革も毛並みも柔らかく非常に良質で、少数で原革も小さく高価な毛革です。
■カーフスキン「Calf Skin」
生後6ヶ月以内の子牛の皮をなめしたものです。繊維のきめが細かく柔軟性に優れているため牛革の中でもっとも上質とされています。豚革よりも取れるサイズは小さいです。
■キップスキン「Kip Skin」
生後6ヶ月〜2年くらいの牛の革です。厚みもあり、カーフについでキメ細かく上質な革で、大きさは豚革くらいです。リーガルで使用されている事で有名です。
■カルビンハイド「calvin Hide」
生後2年以上の未産のメスの成牛の革で、キップスキンとステアハイドの中間の素材でカウよりも上質です。
■カウハイド「Cow Hide」
生後2年以上の出産経験のあるメスの成牛の革で、厚みがあり丈夫なのが特徴です。こちらもキップスキンとステアハイドの中間の素材で、きめが細かく滑らかで耐久性に優れています。
■ステアハイド「Steer Hide」
生後3〜6ヶ月以内に去勢したオスで2年以上になる22kg以上に育った成牛の革です。厚みが平均的で、耐久性に優れており加工しやすいため、最も良く使用されている革です。大きさは1頭で1畳よりやや大きいくらいです。
■ブルハイド「Bull Hide」
生後3年以上で去勢されていないオスの成牛の革です。繊維のキメが粗く、丈夫で厚い革なので主に靴底革等にに使われています。大きさは1頭で約2畳分くらいのようです。



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引き続き、財布にも使われる哺乳類の革をご紹介します。
≪豚革≫
※雄豚(boar)、雌豚(sow)、仔豚(piglet)
※国内で唯一自給できる原皮です
■ピッグスキン「Pig Skin」
丈夫で摩擦に強く硬い革です。軽量で耐久性、通気性に優れていて、表面に3つずつの毛穴が開いているのが特徴です。
≪山羊革≫
※雄山羊(billy goat)、雌山羊(nanny goat)、仔山羊(kid)
※靴の甲革やハンドバック、衣類に用いられます
■キッドスキン「Kid Skin」 
仔山羊の革でキメ細かくきれいな高級素材です。
■ゴードスキン「Goat Skin」
成長した山羊の革。羊の革より硬く、丈夫できめが細かく感触がソフトな革です。毛穴がきれいで特徴があります。摩擦に強く型崩れしにくい素材です。
≪羊革≫
※雄羊(ram)、雌羊(ewe)、仔羊(lamb)
※ヘアーシープ(強度に優れている)とウールシープ(軽くて柔軟)に大別されます
■ラムスキン「Lamb Skin」
仔羊の革で柔らかく、毛穴が小さくてキメ細かい革です。毛革の原料としても良質素材です。
■シープスキン「Sheep Skin」
ラムスキン同様に毛穴が小さくキメ細かい革です。丈夫さでは山羊革に劣りますが、軽くて柔らかい素材で、防寒衣類に多く利用されている革です。
≪馬革≫
※雌馬(mare)、子馬(foal:オスcolt、メスfilly)、種馬(stallion)、競走馬(race horse)、荷馬(pack horse)、子供の乗馬用小型馬(pony)
※ランドセルに使われている主な素材ですが、現在はビニル製が主流です。財布などの革小物もあります
■ホース「Horse」
全体が薄くて柔らかい馬革です。強度が低いですが、革は広く取れるようです。
■コードバン「Cordovan」
鞭で打たれ硬くなった農耕馬のお尻の部分、または背の部分をタンニン鞣しで染色した革のことを言います。繊維が緻密で丈夫であり、褐色の光沢があります。硬い層で出来ていて牛の約3倍の密度を持っています。ただし、現在は農耕馬限定ではないようです。欠点は水による変色、変質等です。
≪カンガルー革≫
※スポーツシューズに用いられますが、野生のためキズがやや多いです
■カンガルースキン「Kangaroo」
革は比較的薄いですが、丈夫でキメが細かくしなやかです。カーフよりも高級素材として珍重されていますが、傷には弱いという欠点もあります。



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更にお財布だけではなくベルトやバッグなどにも使われる、鳥類・爬虫類・その他の哺乳類なども調べてみました。
≪ダチョウ皮≫
※唯一の鳥類の皮革素材でとても希少なものです
■オーストリッチ「Ostrich」
鳥類の中でももっとも貴重視されていて、ワニ革に並ぶ高級素材です。羽を抜いた後が丸く突起しており、その表面の羽軸模様が特徴的で、強くて丈夫な革です。突起模様が出るのは背中の一部だけだという事からも希少な理由が分かります。使うほどになじみ艶も出てくる革です。
≪ワニ革≫
■クロコダイル「Crocodaile」、アリゲーター「Alligator」、カイマン「caiman」
ウロコの模様が特徴的で、背中のホーンバック(デコボコ)が全体的に整っているのが「クロコダイル」や「アリゲーター」、背や腹に硬質な骨のあるのが「カイマン」です。どれも爬虫類の中では高級素材です。また、部位では「肚ワニ(はらわに)」と言うワニの腹部も高級とされています。鱗の模様によって玉符(柔らかめ)と竹符(硬め)と言うのがあるようです。
≪トカゲ革≫
■リザード「Lizard」
トカゲ革には、リングトカゲ(丸斑模様)、アグラ、ベンガル、オーバル(縞斑模様)、テジュー、ジャクルシーなどがあり、こちらもウロコ模様が特徴で、ワニ革に次ぐ珍重素材です。インドやジャワ島が主産地で、ジャワのリザードは有名です。また、リングトカゲは最も高級な素材です。
≪ヘビ革≫
■スネーク「Snake」
斑紋やウロコ模様の美しいニシキヘビ(パイソン)が主流ですが、他にはコブラや水蛇、ウミヘビ等があり、どの種も丈夫な素材でウロコの紋様に変化があり、それぞれ価値があります。
≪イノシシ革≫
■チンギャーレ「Cinghale」
丈夫で摩擦に強い上、軽くて通気性も良いイノシシの革です。豚革同様、表面に小さな3つの毛穴があり独特の素材感を持っています。鞄、財布等に使われています。
≪野豚革≫
■ペッカリー「Peccary」
一般的な豚革とは別で、柔かい中南米諸国原産の野豚の革。 財布等に使われます。
≪エイ革≫
■スティングレー「Stingray」
ガルーシャ(Galushat)とも言います。なめしたアカエイの革の表面を削ったもので、中心にある斑点は一般的に「スターマーク」と呼ばれ、1匹に一つしかない貴重なものです。こちらも財布やバッグ、靴などに使われています。

他にもいろいろと革の種類はあるのですが、財布に使われるものをメインにさせていただきました。
お財布探しの時に、素材も気にして探してみてください。今までと違った発見が出来るかもしれませんね。



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「いいレザーの日」

少々お財布と離れた話題を一つ・・・
ちょっと先の話ですが、11月3日って何の日だと思いますか?
国民の祝日「文化の日」は言うまでもありませんが、その他にもいろいろな記念日が作られているようなのです。この日付を4桁で表示してみてください。なにか丁度いい語呂が浮かんできませんか?・・・11月3日→11月03日→1103→「イチイチレイサン」・・・そう!「いいレザー」です。

「いいレザーの日」これは≪社団法人日本皮革産業連合会≫と言う団体が制定し≪日本記念日協会≫から認定されている記念日だそうです。何年に出来たのかまではたどれなかったのですが、目的は「日本の皮革製品に関する知識を広め、レザーの魅力とその価値をもっと知ってもらおう」という事のようです。
そして昨年にはこちらの団体が行っている行事で「ベストレザーニスト賞」の発表があり、「最もレザーが似合う人に贈る≪ベストレザーニスト2008≫」では俳優の谷原章介さんとモデルの香里奈さんが選ばれトロフィーが贈られましたよね。さらに同日、「革いい結婚記念日キャンペーン」という催しも開かれ、結婚3年目の夫婦を対象にしたプレゼント発表も行われたそうです。なぜ、3年目のご夫婦限定なのかと言いますと・・・6月の記事でお伝えしたように『革婚式』にちなんでいるからですね。
どちらも興味深い催し物なのですが、今年も行われるか否かは検索出来ませんでした・・・残念!

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蛇足ですが、11月3日の記念日として制定されているものを他にも付け加えておきます。
●文化の日≪国民の祝日の1つで、1948年に制定≫
●文化勲章授章式
●まんがの日≪日本漫画家協会と出版社5社が手塚治虫の誕生日に合わせ2002年に制定≫
●ハンカチーフの日≪日本ハンカチーフ連合会が1983年に制定≫
●レコードの日≪日本レコード協会が1957年に制定≫  
●いいお産の日≪いいお産の日実行委員会が1994年から実施≫ 
●アロマの日≪社団法人日本アロマ環境協会が制定=日本記念日協会認定≫  
●サンドウィッチの日≪神戸サンド屋FCチェーン本部が制定=日本記念日協会認定≫  
●文化放送の日≪AMラジオ局「文化放送」の周波数1134キロヘルツにちなんで=日本記念日協会認定≫  



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次回は「財布の素材」としまして、先日ご紹介した主な素材の中から「天然皮革」に絞込み、主要なものを更に掘り下げてご紹介したいと思います。

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秋財布

以前、「春財布」について記事を書いてみましたがお役に立てたでしょうか?今回は予告どおり『秋財布』について書いてみようと思います。

実を言うと「春財布」も「秋財布」も知らなかったというのが正直なところです。このブログを書くにあたってお財布についていろいろ調べるようになってから、種類や言葉などについて新しい発見が出来ました。それに、カラーによる金運の差なども知らなかったので知れば知る程奥が深いものだと感心しています。風水などに興味のある方は元々ご存知でしょうし、当然のことながら詳しいでしょうから暖かい目でお読みになってくださいね。

さて、『秋財布』ですが・・・どうやら解釈には二通りあるようです。
まず一つ目。語呂合わせによる解釈なのですが、「秋」=「空き」という事を連想させるのでお財布を新しくするのには向かない、というものです。「お財布を新調しても中身を空けてしまう」という意味で敬遠されてきたようですが、それは気にしなくても良いとおっしゃる方もいます。
一方・・・二つ目ですが、これは風水的な解釈でしょうか、「秋」=「開き」「明き」という開かれたイメージでの解釈もあります。季節的にも作物が実り収穫の時期を迎える時ですから「実りの財布」と言われたりもします。「お金を実らせてパンパンに張りましょう」と言ったところでしょう。また、秋は「金(きん)」の季節と言われ、金の気が充満する時期とも言われているようです。確かに、夕陽に染まった稲穂や麦が首を重そうに垂らしている光景はまさに黄金色ですよね。神々しいとは言いすぎでしょうが、ご利益がありそうな輝きを放っているように感じられます。広大な風景の中に身を置くことを想像してみてください。パワーをもらえるような気がしてきませんか。
方角で見ても秋は「西方金気」に属し、実りの季節なのだそうです。

それにしても、ここまで両極端な説になるとどちらが正しいのか分かりませんね。


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秋財布の「秋」とはいつごろの事を指すのでしょうか?
「春財布」の解釈や、風水などを利用している点からするとこの「秋」も旧暦なのかと思いきや、不思議とこちらは9月から11月という期間が適しているようです。
具体的には秋分の日の9月23日から11月24日がおススメのようです。

また、風水の解釈以外で「月」をもとにした解釈があることも分かりました。月にはパワーがあると聞いたことがありますが、お財布にも効果があるのですね。
月の満ち欠けにこだわると多少影響があるようですよ。
まず、お財布を使い始めるのは新月から満月までの期間内であること。逆の満月から新月は避けた方が良いとの事です。
それから、満月の夜に月に向かってお財布を広げてみる。もしくは、振ってみると臨時収入が期待できる!という説もありました。
満月のパワーはこんな所にも引用されるのですね。

秋財布の金運アップのポイントを総合すると、「実りの秋には長財布」と言うことになりそうです。
また、これは現実的な意見になってしまうかもしれませんが、「お金を使うことによって、より良い運気を購入する」という考え方もあるようですね。


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「春財布」「秋財布」共に、解釈の仕方によってお財布の購入には効果があると言うことが分かりました。
説にはいろいろあるかと思いますが、占いと同じく良いことは信じたいですよね。それに、ポジティブな考え方は何にも勝ると思います。

二つの季節にまつわるお財布について調べてみましたが、お役に立てそうなことはありましたでしょうか。
最後に、重複するかもしれませんが風水的な金運アップ術のポイントなどをまとめておきたいと思います。
●「西で呼び込み、北で貯める。」
西=秋、収穫、イエロー:今までの成果の恩恵を受ける時期であると共に、重点的に掃除をしいつでも金運を呼び込めるようにしておく。
北=冬、貯蓄、水、グリーン(男性)・ピンク(女性)・白(男女):こちらも常に清潔に保つ。水は財を蓄えるため金庫や通帳の管理には適している。
基本的に家の中は清潔であることが大事です。重点的にとはいっても西だけしか気にしていないのでは呼び込んだものもすぐに出て行ってしまいます。貯蓄に適しているのは北方ですので、整理整頓をした金庫や箱の中に、山吹色もしくは白のポーチなどにお金と通帳を入れて保管するのが効果的なようです。
●「キッチンでのNG」
1.お財布が置いてある=キッチンは「消費」を意味します。ここにお金があるとどんどんと出て行ってしまいます。
2.冷蔵庫の上に電子レンジが置いてある=キッチンには必要不可欠な「水」と「火」。冷蔵庫は「水」の気で、電子レンジは「火」の気になります。単独に見ればどちらも悪くはないのですが、これを整理せずゴチャゴチャにしてしまうと相反し全体運を下げてしまいかねないと言うことです。
3.換気扇・包丁・鍋が汚れている=言うまでもなく当然のことですよね。気を体内に取り込むと言うことを具体的に考えてみると、食事は直接体内に気を取り込むことの出来る行為になります。そのため、調理器具が汚れていると言うことは、いい気を取り込めないと言うことになりますね。
4.ガスレンジにライトが当たっている=大抵のガス台にはライトがついていると思いますので困ってしまうのですが、風水的にはあまり良くないようです。「火」の気が悪いのではなく、他の気とのバランスとして「火」が強くなってしまうためのようです。
5.冷蔵庫の前面にマグネットが貼ってある=冷蔵庫の「水」の気とは金運と強いつながりを持っていますので、とにかく見た目からスッキリさせるということが重要です。勿論中もスッキリとお掃除されている事が望ましいですよね。側面に貼るのは大丈夫なようです。

とにかく、風水に頼る以前に整理整頓がされていることが最も重要かもしれませんね。


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:財布の素材 Part.1

今では財布といえばお金を収納するための必要不可欠なものでありますが、昔はお金以外にも貴重な物品を入れて持ち歩くための袋のような物でもあったようです。そもそもの出所に関してはハッキリと分からないのですが、持ち歩きが可能になったお金を入れるためのものとして、又デザイン性も併せ持った財布というものは、おそらく1600年代が出始めではないかと思われます。
素材は、今では様々なものがありますが最初のころは革や布製のものが主流だったのではないでしょうか。現代でもこの2種類は変わらない2大素材とも言えるでしょうね。
上記の他、現代においてはどのような素材があるのでしょう。

■天然革(ひとことで言えば動物から取れる皮膚のことを言いますが、加工方法によって種類は細かく分かれます)
■人工革(単純に「天然」に相反する、人間が作り出した合成革のことをこう称します。これも加工法によって種類は分かれます) 
■布(丈夫さややわらかさを出すために綿、麻が主流のようです)
■ビニール(リーズナブル、手入れが楽、水に強いなど現代ならではの素材です)
■プラスチック(滅多に目にしないかもしれませんが、ビニール素材同様お手入れ、水気には強い素材ですね)
■紙(日本では和紙を使用したものかと思い浮かびますが、海外でも紙を主素材とした財布があるようです)

大まかですが、現行のお財布の素材といえばこのような感じになるかと思います。

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革というと大別して「天然革」と「人工革」の2つに分けることが出来ます。
また、「皮革(ひかく)」というのは「天然革」のことを指します。「皮革」とは、動物の皮膚を生のまま、又はなめしてあるもののことなのですが、20世紀以降人工的に作られた「人工革」が出現し、これを「人工皮革」「合成皮革」と呼ぶことから区別するため、「天然皮革」という場合もあります。

「天然革」
様々な動物による革が使われていますが、財布として多く使われている物は牛革であろうかと思われます。その他馬革、豚革、ヤギ皮、羊革、ダチョウ、カンガルー、ワニ、トカゲ、ヘビ、ウナギ、エイ・・・等など、様々ですね。
また、加工によっても種類が豊富になっていくのですが「ヌメ革」と呼ばれるものは元の革をなめしただけで染色をしていない素に近い革を指します。このナチュラルレザーは使い込むことにより表面があめ色に変わっていきだんだん味が出てきますが、水やシミなどには弱いようです。
そして、その「ヌメ革」を染色したり塗装したりすることによって、様々なカラーバリエーションが生み出されます。
その他の加工としては「メタリック加工」「エナメル加工」「型押し加工」「スエード加工」といったようにファッション性のある加工方法があります。
また、「なめす」とは、動物の皮の腐敗や柔軟性を保つために必ず施す作業で、草木の汁(タンニン)や薬品(クロム)等を使います。この工程を通って「皮」は「革」となるのです。

天然革の特徴は、比較的堅く、伸びが小さく、使用しているうちに光沢や深みが増していくところです。
その他、元々生えていた体毛まで利用するものは毛皮といい、代表的なものには「ハラコ」があります。

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「人工皮革」「合成皮革」
「人工皮革」とは、極細繊維(マイクロファイバー)の不織布にポリウレタン樹脂を含浸させてそのまま使用したり、樹脂を塗布したものです。天然皮革により近い構造、風合いを持った素材でランドセル、衣類、靴の素材としてもおなじみです。なじみのある商標名に「クラリーノ」「エクセーヌ」「ラムース」などがあります。
「合成皮革」とは、天然の布地を基材とし、合成樹脂を塗布したものです。
塗布剤にはポリ塩化ビニル(ビニール、PVC)やポリウレタンが、含浸剤にはポリウレタンがよく使われるようです。
「天然皮革」に似せたものを作り出すことが目的で開発されたものなので、表面加工により同様のものを作り出すことが出来ます。

特徴は、天然物のような傷やムラなどがなく品質が均一であることです。また、大きさや形による無駄が出にくく、染色も容易で、なめす工程も不要なため安価ですみます。大きな違いは、動物の権利問題や加工工程で起こる汚水環境問題などと無縁だというところです。
ただ、使い込むことによる風合いや肌触りを楽しむような感覚は得られず、劣化も早いので、こだわりを持って革製品を使いたい方には受け入れられない部分ですね。

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お財布・小物などを探す時、私はついつい革製品の方に目が行ってしまうので他の素材を気にすることが少ないのですが、当然革以外の物もありますよね。簡単ではありますが、補足してみます。

●「布」
元々日本では革製よりも布製の小物入れのほうが多かったのではないでしょうか?「着物」が日本人の普段着だったわけですから当然の事なのでしょうね。今でも、和装には布製の煙草入れや巾着、風呂敷などを合わせる方がほとんどでしょう。
時代劇などを見ていても懐から取り出すお財布は布製ですしね。今あるものでは、がま口財布の本体にかわいいちりめんの布を使っていたりするお財布もありますね。
使用される布のメインは、柔らかさを出すときは「麻」丈夫さを求めるならば「綿」などのが主流のようです。
帆布やキャンバス地などはトートバッグでおなじみの生地かと思います。
●「ビニール」
なんといっても手入れが簡単で水に強いというのが一番の特徴ではないでしょうか。
人工皮革のように長持ちしにくかったり、表面が傷ついたり、折り目が割れてきたり、くっつきが気になったりといった短所はありますが、リーズナブルで革調に加工された製品などは手に入れやすく、表面がエナメル調になっている製品などにはオリジナルの装飾もしやすいので、自分なりのアレンジを楽しめるという利点もあります。
●「プラスチック」
プラスチック製のお財布なんてあり得ない、と思っていたのですが・・・あるんですねぇ。世間知らずでした。プラスチックというと、小物入れぐらいしか思いつかなかったです。でも、名刺入れ、カード入れ、煙草入れなどは存在するわけですから、お財布だって勿論あるわけです。
こちらの特徴も「ビニール」と同じように、軽くて水に強く手入れが簡単そうですね。そしてケースへのデコレーションアレンジも出来ちゃいます。更に、他と決定的に違うところは型崩れしない、というところではないでしょうか。
ただ、衝撃には弱いですので大切に扱わないとすぐ割れてしまいそうですけどね。
●「紙」
こちらも私にとっては結構意外な素材でした。なんとなく・・・熨斗(のし)袋のようなもの???と思っていたら、とんでもない!『強化紙(S.F.P/ストロング・ファイバー・ペーパー)』なるものが存在するというではありませんか。再び・・・無知でした。これは現代の素材ですが、日本ならではの和紙も多く使用されているようです。「布」同様、日本古来から親しまれている素材であると主に、あらゆる小物、生活雑貨に使用されてきた素材ですね。

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ジャンル : ファッション・ブランド

財布のいろいろ Part.2

お財布選びの基準はどこですか?

お財布のデザインは実用性とファッション性に大きく分けることができると思います。
財布を欲しいと思うかそうでないかは、ファッション性の部分が大きいのではないでしょうか。
機能性重視・お値段重視で選んでいても、やはり見た目は気になりますよね。
そして、そのデザイン選びにはとことんこだわりたいところです。
財布の種類や中身選びに失敗しても見た目がよければ何とか我慢できちゃうものです。

さて、見た目のことをもう少し掘り下げてみますと、私たちは物を買うとき、その物の雰囲気やブランドのイメージなどから情報を読み取り商品を買う事が多いように思います。お財布も同様で、ブランドのお財布とハンドメイドのお財布の二つに大別できるのではないでしょうか。そしてこの2者も、対照的なものとして比較されることがよくあります。
商品がたくさん並んでいた場合、背景やストーリーなど、より情報量が多いほうが頭の中で言語化しやすく、買ってみようという気持ちになりますよね。そう考えると、表現方法を同じようにして宣伝すればスタートラインは同列のはずです。それにハンドメイドの財布にだってブランド名はあります。
それなのにブランド名が強いものの方が支持率が高いというのは、割と一般的な現象になってしまっているように思えます。

財布

ブランド名の一般的なものでは、“シャネル”や“ルイ・ヴィトン”など世界的に有名で、固定ファンが多いブランドが挙げられます。これらのブランド品を好んで購入する方は、持つことで自分を表現しようと考える人が多いように感じます。また、どの商品を見ても同じ位置に同じ模様があり、少しでも違えば規格外となる事から、人と同じ物を持つことで安心感を得るという場合もあります。
ブランドの財布は女性用も男性用もたくさんありますが、財布選びでブランドにこだわるのは女性のような多いのではないでしょうか?なぜかというと、女性の方がブランド財布を持つことで自分をアピールできることをよく知っているからです。

ブランドの財布を所有する人にとって、ブランド名は大切です。内側でもロゴや焼印があると安心しますよね。けれどロゴが目立ちすぎるといかにも名前を持って歩いているようでいやだという人も中にはいます。
イメージによって財布を選ぶ場合、ブランドの持つイメージは探す手がかりになるでしょうが、注意をしたいのは、ブランド名で選ぶと自分もブランドに左右されてしまうので、どんな財布を探しているのか目的ををはっきりさせることも大切だと思います。

一方、ハンドメイドといわれる財布には、日本では知られていても海外では知られていない、もしくはその逆であったりするブランドがたくさんあります。それは生産量の違いによるものと考えられます。
ハンドメイド財布には1点物も多く、このタイプを選ぶ方には「自分だけのものを持ちたい」「自分だから似合うし、選ぶんだ」という意識が強い方が多いと思われます。

最近、ハンドメイドを掲げる財布がたくさん出てきていますね。しかし、ハンドメイドが何でもすばらしいのかというと、必ずしもそうとは限りません。ある程度のお値段がかかってしまいます。手縫い(機械縫いの場合でも)で丁寧にしっかりと仕上がっていて丈夫な商品であることの裏には、ハンドメイドならではの人件費がかかっています。
しかし、作る職人の技術は様々です。ですからハンドメイドの高い財布を買うにあたって、値段と商品がつりあっているか?を考えるべきです。投資金額に見合った納得のいくお財布に出会い、本当に上等な財布を見極められたとき、高い満足感が得られるでしょう。

財布

ブランド財布、ハンドメイド財布と大別しましたが、中にはデザイナー財布と呼べる物もあるかと思います。
デザイナー財布との出会いは思いがけないものです。突然ふと、あるデザインの財布に惚れて、それ以来そのデザイナーさんを追いかけるということもあるでしょう。不思議と、デザイナーが契約しているブランドが違ってもその方がデザインしたものだと一目で分かったりします。そしてそのようにして手に入れた財布は長く愛用することができます。

今まで見てきたように、ブランド財布が人と同じ物を持って調和するのに対し、ハンドメイドやデザイナー財布は人と違うものを持って個性を主張するという感じがします。とはいえ、どちらにしても財布を選ぶという行為には、自分をアピールするという意味合いが含まれていますよね。ブランド財布の場合はステータスをアピールできます。ブランドの持つイメージを自分の物にすることで、高級感や上品さなどを伝えられるんですね。ハンドメイドやデザイナー財布の場合はやはり何度も言うようですが、強い個性ですね。

また、財布のデザインと機能性というのはどちらかが変わると、片方も変わるというように連動している部分かと思います。見た目は似ていても意外と細かいところにその違いが表れたりもします。
じゃばら仕様とマチ有り財布との違いで機能が変わってくる部分としては、財布の各部分の余裕や留め具の違いなどがあげられます。

財布の各部分のスペースは、じゃばらやマチによって決まるところが大きいでしょう。特に札入れや小物入れ部分、カード入れなど仕切りたいところにその違いが出てくることが多いようです。
各部分とも仕切りによって分類できる財布が多く、細かく管理するのに役立っています。実際には、じゃばらはたくさん入りますが財布がふくらみやすくできています。そんなにたくさん物を入れないなら、マチのほうがすっきりしておすすめです。

留め具に関しては、ホックのほうが使いやすいとか、ファスナーのほうが安心とか使う人によって好みがあります。同じ財布でもバージョンアップしてわずかに部品が変わっていることもあります。ファスナーの素材が違っているとか、金具の部分が変わったとか、ちょっとした違いでも気になる事があるかもしれません。しかし、機能面としての好みもありますし、デザインとしての好みも分かれるところなので何がお勧めかということは難しそうです。

その他、財布の作りに関して細かいことを言えば、コバ(切り口)部分や縫製部分などたくさん見るところはあります。
財布のコーナー部分の処理には、ステッチで縫っている財布と菊寄せといって余った革を集めて処理する方法があります。菊寄せを行っている財布はブランド財布でもわずかです。コーナー部分を見て「いい処理してるね」なんていう人がいたら、その人は、財布に熟知している人ですね。


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ざっと、大きなくくりでお財布を分けてみましたが、今までのお財布選びとの違いはありましたでしょうか?
お財布もファッションの一部として考えられるため、好みも選ぶ基準も様々だと思います。ただ、洋服や靴、バッグ選びなどと共通して外せないポイントは、「縫製の確かさ」「デザイン性」「機能性」といったところでしょうか。
お気に入りの一品を見つけるのも良し、小物アイテムの一つとしてシーンに合った財布を使い分けるのも良し、快適にファッショナブルにご自分なりのお財布を見つけてみてくださいね。



テーマ : 財布
ジャンル : ファッション・ブランド

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